フォレスト・ガンプ一期一会』

この映画を見終わると、「一期一会」という邦題はなんて素晴らしいと思わずにはいられない、まさに傑作の中の大傑作だと思います. アカデミーでは大本命の 『ショーシャンクの空に』 を抑えて、作品賞を始め6部門を制覇. 名実共にロバート・ゼメキス監督だけでなく、トム・ハンクスの代表作と言える映画だと思います. 知能指数は他人より多少劣るも誠実な心を持つフォレスト・ガンプの数奇な半生を描いてた作品なんですが、この映画をフォレスト・ガンプという「特別な人間」の映画として見たら多分感動なんて出来ないと思います. 『ベンジャミン・バトン数奇な人生』 を見た時も改めて思いましたが、この2作品というのは特異な状況に置かれている男を主人公としていながら、描いているのは誰の人生にも共通する「人の縁」というものだと思うのです. 例えばこの映画でもフォレストは幼少期は周囲からつまはじきにされていても、足の速さを活かせるようになってからはアメフトでは俊足RBとして活躍. さらにベトナム戦争で英雄になったり、卓球で有名になったり、アメリカを走って横断したり、終いにはケネディ大統領と接見したりしています. でも彼のこれらの活躍って全て因果関係にあり、その原点は幼い時にあの足枷のようなものを外して走り出したあの時から始まっていると思うんですよね. つまり彼の人生を逆から見ると、ケネディ大統領に接見するために卓球に出会い、卓球に出会うために戦争に行き、戦争に行くためにアメフトで活躍し、アメフトで活躍するためにジェニーで出会っていると考えられませんか? こんな風に人生が連動しているってことはまさに運命だと思うのですよ. 私たちの人生においても、例えば受験に失敗して希望校に入れなかったけど、そこで生涯の親友に出会えたというような経験って誰にでもあると思うのです. こういうこともまた逆から考えると神様がその友人と出会わせるために受験を失敗させたとも考えられると思うのです. 私も映画に出会えたのは大学受験で希望校に入れなかったショックを癒すために、一年前に地元に出来た映画館に映画を見に行ったことが原因. そしてそのときたまたま世間では 『タイタニック』 が大ヒットしていたという偶然が積み重なって今に至っていると思うのです. 一つ一つの「出会い」という偶然が重なって今の自分がある. そして人生が行き着く先はいつもその人の原点. 「人生とは一周廻って元の場所に帰ってくるもの」という言葉を聞いたことがありますが、フォレストも愛するジェニーの元に帰ってくるためにたくさんの人と出会い、たくさんの経験をしてきたのだと思います. ラストで彼が息子とバスの停留所にいるのも、バスが人生と同じように一周廻ってこの場所に戻ってくるというメタファーだったのではないでしょうか. ちなみにOPの白い羽根が舞い落ちるシーンですが、確かTV番組で北野武監督が「あのシーンだけで使われた製作費だけで自分は映画を2本撮れる」と仰っていました. これは北野監督が低予算で映画を撮るのが巧いと受け取っていいのか、それともあのシーンにどんだけ金が掛かとるねん! と考えていいのか、ちょっと戸惑ってしまいますよね. 深夜らじお@の映画館 は一期一会の精神で日々を生きています.

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